霊感・霊視の占いを選ぶ前に知っておくこと
電話占いやチャット占いで「霊感」「霊視」と書かれた占い師が気になるけれど、どんな占いなのか、選んで大丈夫なのか不安。この記事は、そんなあなたのための記事です。
いろいろな占術を調べてきた私にとって、霊感・霊視は、仕組みを知ったうえで付き合い方を決めておきたい占いです。道具を使わない占いの特徴、向いている人とそうでない人、相談の前に決めておくことを順に説明します。
高額な祈祷やお祓い、開運商品を勧められたときの対処も、最後にまとめました。
霊感・霊視の占いとはどんなものか
霊感・霊視の占いは、カードや生年月日などの道具や情報に頼らず、占い師が自分の感覚で受け取ったものを言葉にして伝える占いとされます。サービスによって「霊感」「霊視」「透視」「チャネリング」などの呼び方がありますが、はっきりした定義や共通の基準があるわけではありません。
ほかの占いと比べると、次のような違いがあります。
| 種類 | 手がかり | 結果の説明のしかた |
|---|---|---|
| タロット | 引いたカード | カードの意味をもとに説明できる |
| 西洋占星術・四柱推命 | 生年月日など | 図や命式をもとに説明できる |
| 霊感・霊視 | 占い師の感覚 | 根拠を外から確かめる方法がない |
カードや命式を使う占いは、同じ道具を使えば別の占い師にも読み方を確かめやすいのに対して、霊感・霊視は占い師個人の感覚に委ねられる部分が大きくなります。占い師によって言うことが大きく違う場合があるのは、この仕組みによるものです。ここ、大事なところです。タロットや占星術の仕組みは、タロットと西洋占星術の記事で説明しています。
向いている人と、向いていない人
霊感・霊視の占いは、道具の説明が少ない分、会話の中で気持ちを受け止めてもらうことを求める人に選ばれることが多いとされます。一方で、結果の理由を知りたい人には物足りなく感じられることがあります。
| 向いていると感じやすい人 | 別の占いのほうが合いやすい人 |
|---|---|
| うまく言葉にできない気持ちを、話しながら整理したい | なぜその結果になるのか、理由を知りたい |
| 生年月日などの情報をあまり伝えたくない | 同じ問いを別の占い師にも見てもらい、比べたい |
| 結果を一つの見方として軽く受け取れる | 言われたことを強く信じ込みやすいと自覚している |
あなたの気持ちが弱っているときは、特に強い言葉を「当たっている」と感じやすくなります。言われたことを一つの見方として受け取れる余裕があるときに使うほうが、落ち着いて話を聞けます。
相談の前に決めておくこと
霊感・霊視の相談では、話が広がりやすいんです。気づくと時間が延びていることがあります。相談を始める前に、次の3つを決めておくと安心です。
- 聞きたいことを一つの文にする(例:彼との関係で、今の私にできることは何か)
- 1回の相談の時間と、その月に使う金額の上限を決める
- 「お祓い」「祈祷」「開運商品」の話が出たら、その場では決めないと決めておく
相談の目的は、気持ちを整理して次の一歩を自分で選ぶことです。占い師に判断を委ねきらず、「決めるのは自分」という線を相談の前に引いておくことが、霊感・霊視の占いを安心して使うための土台になります。
使いすぎを防ぐ具体的な工夫は使いすぎを防ぐに、占い師の選び方は占い師の選び方にまとめています。
高額な祈祷・お祓い・開運商品を勧められたら
霊感・霊視をうたう相談の中には、不安をあおったうえで、高額な祈祷やお祓い、開運グッズの購入を勧める悪質なものがあります。たとえば次のような言葉が出たら、注意が必要な合図です。
- 「このままだと不幸になる」「悪いものが憑いている」など、強い不安をあおる
- 「祈祷しないと相手との縁が切れる」など、契約しないと困ると告げる
- 「今日中に」「今だけ」と、考える時間を与えない
- 家族や友人に相談しないように言う
- 祈祷料やお布施を、何度も追加で求める
こうした勧誘を受けたときは、次の順で行動してください。
- その場で返事をしない。「考えます」とだけ伝えて、相談を終えてかまいません。
- やり取りの記録を残す。チャットの画面や、勧められた金額・日時をメモやスクリーンショットで保存します。
- 家族や信頼できる人に話す。一人で決めないことが、いちばんの予防になります。
- お金を払ってしまった、契約してしまった場合は、消費者ホットライン188に電話して、最寄りの消費生活センター等を案内してもらいます。
不安をあおって「契約しないと重大な不利益を避けられない」と告げる勧誘で結んだ契約は、消費者契約法によって取り消せる場合があります。取消しの条件や期間、相談先の詳しい情報は、公式ページで確かめた内容を悪質な占い・霊感商法の見分け方と相談先にまとめています。
まとめ - 霊感・霊視を選ぶときの見るところ
霊感・霊視の占いは、根拠を外から確かめる方法がない占いです。だからこそ、選ぶあなたの側が「何を聞くか」「いくらまで使うか」「何は決めないか」を先に決めておくことが大切になります。
- 結果は一つの見方として受け取り、決めるのは自分だと考える
- 時間と金額の上限を相談の前に決める
- 祈祷・お祓い・開運商品の話は、その場で決めない
- 不安が強いとき、困ったときは、公的な相談窓口を使う
はじめての相談で何を準備すればいいかは、はじめての相談の準備で説明しています。